2024年6月12日~13日にドライバー向けの外部研修を行いました。今回は研修のレポートを投稿します。
ヤマトグループの歴史と最新の物流システムについて、クロノゲートで学びました。1919年、日本国内のトラック保有台数がわずか204台だった時代に、4台の車両を購入して創業しました。当時の主要な輸送手段は鉄道や馬車でしたが、道路舗装工事の開始を見越してトラック輸送の将来性を確信し、事業を立ち上げました。
創業初期には三越の配送やマッカーサー元帥の引越しを担当し、その後、日本初となる東京・横浜間の定期路線便を開始しました。しかし、一般消費者の小口荷物は取扱いが煩雑で収益性が低いため、多くの運送業者は事業者の大口荷物を優先し、一般消費者の荷物は1〜2週間後に届くことが常態化していました。
この課題に対し、1976年に小倉昌男氏が関東一円で一般消費者向け小口配送サービス「宅急便」を開始しました。初日の取扱荷物はわずか11個でしたが、スキー宅急便、ゴルフ宅急便、クール宅急便、空港宅急便、超速宅急便など、顧客ニーズに応じてサービスを拡充していきました。同時にネットワークも拡大し、1997年に小笠原諸島でのサービス開始により、全国ネットワークを完成させました。こうした努力の結果、現在では1日あたり23億個の荷物を取り扱うまでに成長しています。
さらに、医療部品の洗浄や家電の修理など、物流に関連するあらゆる業務を担えるよう、現在も進化を続けています。
2013年9月に竣工したクロノゲートは、最新の自動仕分けシステムを導入し、1時間あたり最大4.8万個(10tトラック約75台分)の荷物を処理できます。4,000人の正社員を擁し、104か所のバースを有する最先端の物流施設となっています。
次回に続く・・・
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